2018年6月5日火曜日

謎テキスト1-1 ~ 黒衣の花嫁 ~

メンテはおそらく来週。
他に動きがあるとしても金曜っぽい、と。

それまでネタも無いので(←素直)、ここから何日かに分けて、ちょっと謎なテキストを載せていこうと思います。

需要の有無? なにを今さらでございますよ。 😅

ま、要は、とある話の『あらすじ』です。
もっと別な形式の方がいいかとも思いましたが、今回はこれで。

個人的にはかなり「もったいない話」だと思っているので、いつか(できれば近いうちに)公式・正式との『答え合わせ』ができると良いんですけどね。

…意味がわからん?
そこはほら、アレです。
「ついてこれる奴だけついてこいッ!」(便利)で。😎

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【 1. 黒衣の花嫁 】

哲学兵装の可能性が疑われる『呪いのウェディングドレス』。

そのドレスを特定し真偽を見極める調査の一環として、マリアはブライダル雑誌のモデルを務めることになる。


マリア「このウェディングドレス……可愛すぎるッ! この可愛さ、抗えるわけないじゃないッ!」

乙女の憧れを煌々と放つ純白のドレスの数々は、袖を通すマリアや他のモデルはもちろん、ひと目見ようと撮影現場のチャペルにやってきた、未来、響、切歌の三人までも魅了する。

こぼれる笑み、花開くウェディング・ガールズトーク。
純白のアンティークドレスを纏ったモデルの一人も、はじける笑顔で今の幸せを口にする。
しかしその時──

響「黒い……ウェディングドレスッ!?」

突如、純白から漆黒に染まってしまったアンティークドレス。
その周りに次々と湧き出す、植物の種のような黒い影。
否応なく戦いに巻き込まれるマリアたち。

マリア「こいつら、力は大したことないのに……やりにくい?」

違和感を感じながらも、装者たちは敵を殲滅する。
しかし、呪いのドレスは、纏った女性を諸共に、その黒く染まった姿を消してしまった。

弦十郎「衣服の哲学兵装、周囲に出現した謎の敵……。振袖事件と酷似しているな」
友里「哲学兵装が、彼女を依り代にしてしまったということですね」

状況の分析・調査を進めるS.O.N.G.司令部。
その一方、未来は、戦いに参加したマリア、響、切歌の様子がどこかおかしいことに気付いた。

未来(……みんな、さっきからずっと……笑っていないんだ……)

弦十郎に頼んで訓練に加わった未来は、響たちにウェディングドレスの話を振る。

未来「ドレスの話で盛り上がって、すごく楽しそうだったよね?」
響「確かに、みんな盛り上がってたよね。フリフリのヒラヒラが着たいって」
切歌「アタシは可愛くもカッコよく、でっかいリボンが付いたのがいいデスッ!」

ウェディングドレスの話、サムシングフォー──花嫁が身に着けると幸せになれるという四つの品──の話。
『幸せ』が詰まった話に、張りつめていた空気がほどけ、彼女たちの表情にもいつしか笑顔が戻っていた。

翼「苛立ちや焦りが消え、心が落ち着きを取り戻したようだ」
調「でも、何かおかしいです。いつもの切ちゃんなら、そもそもあんな風にならないはず」
クリス「ああ。それはあいつら全員に言えることだ。何か理由がありそうだな」
エルフナイン「──理由ならありますッ!」

分析結果を皆に伝えるエルフナイン。
『不幸の種子』と名付けた敵の特性、それは人の『幸福感』を司る脳内物質を、著しく低下させる力だった。

エルフナイン「効果範囲は広く、接近するだけで影響を及ぼすオーラのようなものと思われます」
マリア「『不幸のオーラ』……近づくもの全ての心に、影を落とすと言うの……?」

エルフナインが提示した対抗策はひとつ。
不幸に対抗する強い幸福を心に描くこと、即ち幸福の心象変化。

未来「でも、いったい何を想えば……?」
マリア「それは、あなたが思い出させてくれたわ」

幸せが力になるというのなら、それを願う強い気持ちが導いてくれるはず。
マリアが、響が、切歌が、未来が目にした、幸福の象徴。
四人が思い描き、そして変化したギアの姿。それこそが──

マリア「ウェディングギアッ!!」


== つづく ==


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