2018年6月7日木曜日

謎テキスト1-4 ~ その身に纏う純白 ~

謎テキストこと、とある話の『あらすじ(ネタバレ)』その4、デス。

前回:『純白の光明+立ちはだかる黒』は、こちら

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【 4. その身に纏う純白 】


翌日。
またも鳴り響くアラート。
街に出没する不幸の種子たち。

メディカルチェックのため S.O.N.G.に向かっていた響、切歌、調、未来の四人は、その足で現場へと急行する。

未来「湧き上がってくるこの幸福を、力に――ッ!」
切歌「今日もやっぱり可愛いデス……ッ! 何度纏っても、安心の充実感デスッ!」
調「戦う花嫁さん……。少し、うらやましいな」

それまではどこか元気の無かった未来たちだが、ウェディングギアを纏って笑顔を取り戻すと、不幸の種子をあっという間に倒してしまう。

切歌「結局、モデルさんは見つからなかったデスね」
未来「もうすぐ花嫁さんになる人なんだよね。結婚式の準備だって大変なはずなのに……」
響「式場でどんな料理を出すかとか? それもまた幸せな悩みだよッ!」

明るく笑うウェディングギアの三人。しかし──



翼「どうした、月読? 何をそんなに慌てて……」
調「大変なんです。切ちゃんたちの様子が……ッ!」

ウェディングギアを解除した途端、突如として三人とも塞ぎ込んでしまったと語る調。
しかも、ありもしない結婚について、激しく悩んでいるのだという。

未来「教会とチャペルって何がちがうの……?」
響「婚礼料理って……どうすればいいんだろう……」
切歌「結婚なんて、遠い未来の話かと思ってたデス……」

クリス「本気で結婚について悩んでるのか? これじゃまるで……」
翼「……『マリッジブルー』?」

一方、その頃。


マリアは事件の発端となった撮影現場を訪れていた。
『事件の騒動で撮影データが消えてしまい、撮り直しが必要になった』との連絡を受けたのだ。

スタッフ「……やっぱり言えないよな。実はデザイナーの幸谷さんからNGが出たなんて」
カメラマン「あの写真、結構自信あったのになあ。どこに不満が……」

本当の理由を知らないマリアだが、彼女は彼女で、この撮り直しを好機ととらえていた。

ドレスのデザイナーである女性・幸谷は、問題のアンティークドレスの所有者でもある。
しかも、緒川による調査の結果、結婚を前に所有者が亡くなったという話を知りつつ入手したのも、今回の撮影に使うよう指示したのも、モデルを指名したのも、すべて幸谷本人ということが判明していた。

弦十郎とマリアは、幸谷が哲学兵装の発動条件を知って意図的に事件を引き起こしたのではないか、と疑っているのだ。

幸谷「今の言葉でよくわかりました。あなたにモデルを頼んでも、ウェディングドレスの魅力は引き出せない」
マリア「なら、あのモデルさんには『呪いのウェディングドレス』がお似合いだったと言いたいの?」
幸谷「……ッ!」

マリアが漏らした「ウェディングドレスは幸せの象徴」という言葉を聞きとがめ、マリアに辛辣な評価を下してきた幸谷。
マリアも怒りに乗せて疑念をぶつけるが、満足できる答えは得られない。
さらには「ウェディングドレスを着る資格は無い」とまで言い切られ、スタッフがくれた『愛する想いを伝える花束』、ウェディングブーケも取り上げられてしまう。

追い打ちをかけるように携帯が鳴り、敵の襲来を告げられるマリア。

マリア「わたしなら大丈夫。このギアが幸せを与えてくれるものッ!」

合流した翼とともに不幸の種子を倒していくマリアに、響や未来のような『マリッジブルー』めいた症状は見られない。
『黒衣の花嫁』本体は姿を見せぬまま、この場の戦いが終わるかに思われたその時、

翼「……あれは……ッ!」
弦十郎『どうした? 何が見えているッ!?』
マリア「種子では……ないッ!?」


種子でも『黒衣の花嫁』でもない、青い植物とも女性とも見紛う巨大な敵が、二人の前に立ち塞がった。

== つづく ==


…ここで改めて書いておきましょう。
「ついてこれる奴だけついてこいッ!」(やっぱり便利)😎


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